…耳をすましているようにも見える。
……首が凝っていただけかもしれない。

海猫はときどき砂浜で用を足します。
お子様はそこいら掘り返すのはやめましょう。

奥様、お出かけですか。ぼく、お供しましょうか。



あ、いや。ぼくはそんなつもりじゃ……あ、キモチいぃ……あ、もっと。

なワケはもちろんなくて、



ここは消防署の裏手。
柔らかな陽が当たるお昼寝スポットです。

む、客人。



どなたですかな。



こちらにご用の際は私を通してくれませんとな。



などと言ってるようにも見えますが、
実は「遊んで遊んで、かまってかまって」とも言ってるらしい人懐こい子。

明治の終りから昭和の初めにかけて、日本陸軍にはこんな人がいたように思う。

いや、オスだかメスだかも把握できていないんですが。

猫が１匹現れた！



猫が１匹引っ込んだ！



で、こうなる。

人は踊り （踊ってるのか？）、猫走り回る祭りの盛り。



どっとお疲れ、祭りの後。

眼下に広がる逗子の町。

一昨年、14歳と363日で逝った子。



お父さんはダヤン好き。

黒目の位置が、ほら。

誰ですか、そんなところで水を飲んでいるのは。



ワタシは飲んでいません。手を洗っていたんです。
だから今、こうして手を拭いています。
ワタシは行儀のいい猫です。

……どうだかな。

外敵に備えて気が抜けません。



ちょっと気が抜けてきました。



かなり抜けてきました。



抜けすぎです。

うんしょ、っと。



あ、見てた？



餌場なんだよね、ここ。

どこからともなく （たぶん庫裏から） 現れたこの子は、



人懐こいところを見せつけて、



どこへともなく （たぶん庫裏へと） 去って行きます。

この子は塀の上に据付けられているんでしょうか。



見すえる先は「明日」とか「高み」とかいったもののようです。

いつもの場所のいつものシロタン。



３匹いる白猫中、１号とぼくは呼んでいます。



ひと気のない朝のサイクリングコースの真ん中でのんびりと毛づくろい。

かすむ大島をバックに、こちらは２号。



１号とは耳と尻尾で見分けます。ちなみに３号はこの日不在。



左のスペースに文字入れしたくなってきます。

そんなとこから見てないで出ておいでよ。



……大丈夫ですか。苛められませんか。




……やっぱりやめときます。

兄ちゃんの仇！



来るか、小僧。



特別出演、眠狂四郎。　……。

防砂林からの呼び声に導かれて出会った子。



はじめまして、よろし……って、こっち見ろよ(笑)！

ガルル……。



この子はいつ見てもやる気満々のようです。



……どうしてもやるのか、小僧。

これ以上近寄れないのが悩みの種。
あとずさろうと彼女はしている。

意図してました、イメージどおり。
と、負け惜しみを言ってみる。

緑の瞳に白ソックスが印象的なこの子、



めちゃくちゃ首太くない？　全部毛？

なにかが



来るのを



首長くして



待ってる風情のこの子たち。
それはお腹がふくれるものですか？

藪奥にうごめくなにかを感知せり。