なにか匂う。　見上げる猫の、



口とか顎のへの字具合が愛おしい。



コスケ。　しかしてお転婆娘。



一番の母親似。

アツシがくつろぐ



この場所は、



これからの時期、バーベキュー客でごった返したり、



波乗り大会があったり、大音量で音楽が流れたり、



アツシにはしばし受難の季……あ、ちょ、待っ、どこ行くの。

檀家のクルマに狼藉を働いて、



意気揚々と去るふたり。



お供はこやつ。



首謀者はこやつ。



あの、ここな、罰当たり者めが。

柵の上のハンス。



海岸美化を訴えて



いるわけではないけれど、



その周知には一役買っているかも。

お墓参り。



というより、お供え目当てなわけですが。



集まってくるのは猫だけではないようです。



そして、この子の行動半径の広いこと。



目標は全餌場制覇でしょうか。



そんなついでのお墓参り。

サスケが



なにかに



気がついた！



でも、途中でおいちゃんに捕まった！　「あちゃー、おいら他に行きたい所が……」

近所に住むこの子は



思い切り人懐こい突貫小僧なので



まともに撮れない状態が続いていたのですが、



今日は柵の効用を実感いたしました。

母、ミヨシ。



娘、ロクロー。



母と娘の



ローリング。



ローリング母娘。



選手交代。

これまでコスケエリアを海沿いの東端としていましたが、



さらに東の猫スポットを教えていただいたので足を延ばしてみることにしました。



したらば、出るわ。



目的地に着く前からもう出るわ。



着いたら着いたでまた出るわ。



大半、目が合っただけで逃げられましたが。　わはは。

日没前の波打ち際。



たたずむボラン。



猫一匹、人ひとり。



会話がないので、波の音のみぞ聞こゆる。

海に沈んだ太古の遺跡 （ちがうって） を訪ね、



早朝の浜辺を彷徨うハンス。



「あ、おいちゃん！」



「おいちゃん！　おいちゃんっ！　おいちゃんんんんっ！」

海岸の浸食が進むこの地にあって、



アツシエリアは最も砂浜が豊富。



少々出張ってみても波打ち際はまだ遠く、



不安にかられて戻ってきてしまうのが常。



「オラ、ここが一番落ち着くだよ」

いつも同じ顔をしているスモモ。



その表情のとりこになったワタクシは、



この子に触れたくて触れたくて、お近づきになりたくてなりたくてしょうがなかったのですが、



I Got It !!!!!



だからといって、 「俺の猫」 面してはいけないようです。

新規開拓エリアの印象的な髪型の子。



手を伸ばせば触れそうなところまで近づけるこの子を



「ウシワカと呼ぶように」 との声が降りてきました。



いよぅ、ウシワカ！



そんなに若くもなさそうですが。



触れるまでもうひと息。

ひと月半ぶりにマロ見っけ。



寄って来るようにはなったものの、



手の届かない位置をしっかりキープ。



これも絶対届かない。　どれぐらい離れているかというと、



これぐらい。

新規開拓エリアの３、４枚めに写っていた子。



ウシワカもそうでしたが、２度行って２度とも同じ場所にいました。



前回よりぐっと寄れたのは、まだまだ好奇心旺盛なお年頃だからでしょうか。　



この子の名前をなににせよという声はまだ降りてきません。

左、マリヤン。　右、テルミン。



一説によると母と息子。



この３枚めが示す状況、かわされたであろう会話、漂う機微。



いまだ猫に疎いワタクシには読み解くことができません。

ごにょごにょごにょ。



「……」　「……！」



カルミン、嫌な噂を聞く。

準備運動



終えたサマンサ、



相手を見据えて、



高速発進！　……というか、ピントが追いついていないだけ。

なんかないか、なんかないかと覗き込んでいるのは



タバサ。　サマンサの、おそらく姉妹。



突貫小僧と化したサマンサとちがって、



いまだに遠巻き警戒目線。



でも、それってカメラにとってはけっこういい距離だったりします。

マロニーは、この目の後に必ず



こんな目をします。



この目の後に、



こんな目。



開いたままにしておけないのか。

本格的な梅雨に入り、



写真を撮りに出られない日が続くと、



これまで撮りためたストック勝負。



いつまで出せるか、どこで力尽きるか。



ふっふっふっ。　雨よ、続いてみるがよい。

「ダイヤン」 での検索にときどき引っかかっているようです。



ダイアンじゃなくて？　本当にダイヤンでいいの？　などと思っていたところ、



「猫　ダイヤン」 で検索されているのを見て気がつきました。



あのな、それはダイヤンじゃなくて、ダヤンだと思うぞ(笑)。

新規開拓エリアもここまで出張ると、



もはや海猫でも街猫でもなく、公園猫。



初回から触れた人懐こいこの子はちょっと異相。



２度めで触れたこの子は、立ち位置を心得た子 （偶然やん）。



「お慕いしております」 とか言ってそう。

敷物しいて、



飲み物、食べ物、持ち寄って、



ここならできる、屋外猫カフェ。

出現率に比例して、ここへの登場回数も少なく、



たまに出ても横向いてたり。



そんなマリヤンですが、意外と美猫だったりします。



「わかってればいいのよ」

出現率は高いのに、ここへの登場回数が少ないビビヤン。



たまに出ても脇役だったり、群衆シーンだったり。



でも、これはこれで主役でしたね、やっぱし。



「もっと出番ないとすねちゃうから」

誰よ、この宇宙猫。

ご心配をおかけした左手の傷、



すっかり回復しております。



珍しく新たな傷ができることもありません。



そしてこやつ、加害者らしく目をそらすジンパチ。