ノッチエリアのニューフェイス。



触れるとうれしい柔らかさ。



本日はお行儀もよく。

ヒデヨシ、車の下から出てきやしない。

ラグビー部出身のおいちゃんにはわかる。



クリが首を鍛えているのが。

このエリアまで足を運ぶようになったのは2008年。



会えないことの方がむしろ多く、残念ながらウシワカほどには思い出がない。



そのウシワカとの一戦。



つい最近の、クリとの挨拶。



ちょっと目を離した隙にきみは逝ってしまったんだね。

ウシワカについてこれまで報告できずにいたわけは、



受け入れることがずっとできずにいたからで。



そこまで至った原因も。　その不在も。　もっといえば、その死をも。



ふだんはとても立ち入れない林の中まで探し回ったのは６月だった。



必ず見つけて楽しい思い出にしてやるんだと思ってた。



ひょっこり出てきて笑い話になればいいと思ってた。



オトワカの半年以上も前からウシワカはもういない。

今となってはモンチの舎弟もどきだったのが嘘のような、



この眼光、この首回り、ボス然としたたたずまい。

どこかで見た顔だと近づいてみたら、



あぁ、やっぱり？　きみも思い出した？



昔、タメトモと張り合ってたろ？

ずいぶん久しぶりだったので、



はじめ遠巻き、のち警戒しつつの接近。



やはり他の黒長毛とはどこかちがう。

目を閉じていれば同じでも、



開くとこうだ、ネオクロだ。

どんだけぶりに、どのエリアで出会っても、



のしのし堂々としたマンボ。



尻尾の先だけ白いのがチャームポイント。

カメラを向けるとそっぽ向く。



こっち見ない。



意地でも見ない。

さんざん走って電池が切れた。



やっとまともな写真が撮れた。

警戒心が強いというか臆病というか、



ハナもなかなかじっとしない。

先日、かつてのエリアからずいぶん離れた場所で出会ったと思ったら、



今度はさらにその倍も遠い、国道越えのゴルフ場に侵入していくのを発見。



そこは暮らしていけるのか？　他の消えた子たちもそこにいるのか？（写真はすべて以前のものです）

もうすぐお食事。



待ちきれずにオモテに出てみる。

妙に写真写りのいいモンチ。

森の小径で佇んだり。



オモテでごろごろ転がったり。