
実はナッチが

姿を見せなくなって、もう7ヶ月にもなります。

有益な情報がない中で、誰かが連れ帰った説、自ら姿を消した説など流れ、

なにもわからぬまま、誰も納得できぬまま、ただ受け入れていくしかなく。

初めて見かけたのは、ちょうど10年前でした。

姉妹のノッチや、他の多くの一族と共にいました。

やがて家族とも別れ、庇護者も代わり、

うり二つの子たちもひとり消え、ふたり消え、

気がついたらナッチはひとりになっていました。

以降はハウスにいることが多かったので、

たまにオモテでくつろぐ姿をうれしく眺めたものでした。

どこから来て、どこへと猫は行くのでしょう。

ぼくらは再び相まみえることができるのでしょうか。

ナッチ。 多くの人に愛され、多くの名を持つ子でした。
posted by まるこめ at 00:22
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海猫