ゴロニャンズ、撫でてもらえる順番待ち。



手前 「ふへへ、キモチい〜」　　奥 「まだかな、オラの番……」



「ねぇ、まだ？　オラの番」



「だめ！　まだアチシ」

猫撮りから戻ると、お気に入りの自転車が何者かによって占拠されていました。



「ねぇ、オラもカゴに入りたぃ〜」　「待って待って」



「入りたぃ〜い」　「まだダメだってば」



「あ、持ち主のおいちゃん！」　「え、どこどこ？」

おいちゃんを独り占めしようとしたり、



自転車のカゴを占拠していた、



とびきり人懐こく好奇心いっぱいのこのお調子者を、



ビビヤンと呼ぶことにしました。



「ヘイ、カモ〜ン」

前回のテルミンといい、



今回、このビビヤンといい、



猫に好かれるおいちゃんの靴 （というか、足の臭い？）。



しかも勃発する場所取り合戦。

海を背にビビヤンがやって来る。

出現率は高いのに、ここへの登場回数が少ないビビヤン。



たまに出ても脇役だったり、群衆シーンだったり。



でも、これはこれで主役でしたね、やっぱし。



「もっと出番ないとすねちゃうから」

不機嫌そうな顔してやった来たアマミン。



すり寄るビビヤン。



お呼びでなかったようで。



「おいちゃん、アタシを慰めなさいよ」



ダメじゃん、アマミン。

「お、なんだこれ」



「誰んだ、このバッグ」



「どこ行った、持ち主」　……疑問ばっかね、アンタたち。

カルミンに優しくされ、



おいちゃんにかまってもらい、



ビビヤン、今日はちょっとシアワセ。



……たぶんな。

旧交を温める。



左、ビビヤン。



右、カルミン。